昨日(28日)は「コニカミノルタ ランニングプロジェクト」の発足記者会見がありました。会場は恵比寿のハワイアンレストラン。その理由ははっきりとは言われなかったようですが、プロジェクトの中でホノルルマラソンにも関わる取り組みもあるということで、そのイメージにつながる場所で、ということになったようです。陸上関係の記者会見でこういう雰囲気はほとんどないので、とても新鮮な感じでした。
このプロジェクトは、全日本実業団対抗駅伝で2年連続5回の優勝をしている陸上部という財産を持つコニカミノルタが、部だけでなく会社としてランニングを通じて市民の活動を支援し、市民(=消費者)とのつながりを持ちたい、という発想で始まったようです。
内容はかなりもりだくさんなのですが、主だったものとしては、「24時間リレーマラソン」というイベントの開催、ホノルルマラソンを目指す市民ランナーによる「チームコニカミノルタ」を結成してトレーニングや大会出場をする・・・などなど。HP上で、佐藤敏信コーチによるトレーニングアドバイスや、健康に関する情報提供なども計画しているようです。
TBSの「NEWS23」で天気を担当しているタレントの山田玲奈さんがプロジェクトナビゲーターとしてイベントやチームに参加し、ホノルルにも挑戦。陸上部のスタッフや選手もイベントやトレーニングに参加するとのことでした。詳しくはコニカミノルタ陸上部のHPからどうぞ。
会社や陸上部としても、まだ方向性や具体的な内容で模索中の部分もあるようですが、いろいろな可能性を探っているようでした。最近は企業スポーツが試合に出て戦うだけでなく、地域や市民とのつながりを大切にする事業にも乗り出すところが増えていますが、会社としてここまで戦略的に展開するケースは珍しいと思います。
スポーツが社会的な価値を高めることはこれからの時代の大きな課題ですから、こういう取り組みは今後増えていくだろうし、コニカミノルタのプロジェクトがモデルケースになる可能性も高い。これからの動きに注目してみたいと思います。
こういうことをやる時に大事なのは、その会社や部に所属している選手自身が、自分の立場や、自分に何ができるかをどれだけ考えられる、ということではないかという気がします。「自分は走りたいだけなのに、それ以外のこともさせられるなんて・・・」なんて思ってる選手は、これからのスポーツ界では生き残っていけない・・・かもしれないですよ? 自分が好きでやっていることが、世の中の人を楽しませたり喜ばせることにも生かせるなら、それは自分にとっても幸せなことですよね。
- 2006/06/29(木) 09:05:54|
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24〜25日は、金沢で開かれた日本陸上競技選手権の混成競技に行ってきました。
男子十種競技では田中宏昌(モンテローザ)が7803点の大幅自己新+日本歴代3位+世界選手権B標準突破で3連覇。女子七種競技は中田有紀(日本保育サービス)が5811点の、こちらも世界選手権B標準突破で5連覇しました。
日本の混成競技で男女そろって世界選手権の標準を超えたのは初めてのことです。雨も降るという天気予報が見事にはずれて、天候も風にも恵まれた好条件になったこともあり、他にも自己記録を更新した選手が多く、内容的には非常に充実した、見ごたえのある大会になりました。
十種の7800点台は、日本記録(7995点)保持者の金子宗弘さんが96年に出したのを最後にずっと出ていなくて、今回の田中が10年ぶりでした。
最大の見所は棒高跳。自己タイの5m00を一発で跳んだ後、混成競技の棒高では日本で誰も跳んだことのない5m10も2回目に成功。ここまで来ると十種を見ているということを忘れそうになりますね。
田中も七種の中田も、最後の1500mや800mでも粘り強く走って、7800点台や5800点台に届くために必要な記録をしっかりクリア。そこに、2人とも気持ちの上で充実した戦いができたことが現れたとも感じました。
大会の結果は良かったのですが、「盛り上がった」とは言えないのが残念なところ。今年は日本選手権から混成競技が切り離され、混成だけの大会となりました。地元の中学や高校の大会の日程との関係もあってサブイベントが一切なかったので、競技は十種と七種だけ。スタンドにいた人も土日とも100人足らずで、ほとんど選手の関係者か、混成競技と何らかの関係がある方だったと思います。十種や七種をじっくり見ることができたという意味では面白かったけど、競技場の雰囲気は静かで、少しさびしい感じがしたのも事実です。
ここで、いつも僕なら「運営側の努力が足りない」などと言うのかもしれませんが、今回はそうとばかりは言えません。というのも、今大会では僕自身も多少のお手伝いをさせていただいたからです。事前の準備作業も若干関わらせていただきましたし、大会当日はアナウンスのお手伝いをしました。
ある程度の事情を知っている立場から言えることは、日本陸連や石川陸協の、実務に関わった方々は、皆さん相当にがんばって準備や運営に当たっておられたのは間違いありません。特に、選手が気持ちよく競技をするための配慮は、外からは見えない部分も含めて、普段の混成競技の大会に比べれば格段になされていたと思います。
ただ、スタンドがガラガラで、「盛り上がった」と言える大会ではなかったのは厳然たる事実。これをどうするかは、今後考えたり変えるべき点がいろいろあるとも思いました。
そのへんの話は、また後で、もしくは僕が毎月書かせていただいている陸上競技マガジンのコラム「ISHIRO'S EYE」で触れたいと思います。
僕自身は、初めて大きな大会のアナウンスをさせていただきました。毎年恒例になっている「エブリバディ・デカスロンin愛知」などと違い、好き勝手なアナウンスができる大会ではないので、いろいろ迷うところもありましたし、反省も山ほど。多くの方からいろいろなご意見やご指摘もいただきました。日頃の記者として外から見る立場でなく、運営側に入って中から見ることで、初めてわかることもありましたし、貴重な経験をさせていただきました。
最近、アナウンスは大会の盛り上げ、さらには陸上ファンを増やすための要素として非常に重要視されています。今回、僕のような「ヨソ者」にお声をかかったのも、その流れがあったから。僕のような陸連や陸協に直接関わっていない「外部」の人間に対してなら、皆さん意見や批判も言いやすいと思うので、どうせならどんどん本音を出してもらって、それを今後のアナウンスや大会運営の改善のための材料にしていただければいいな、と思っています。
2日間、フィールド上で立っている時間も長かったので、けっこう疲れました。でも疲れた一番の原因は、アナウンスをしたことでも、立っていたことでもなく、2日間ずっと慣れないスーツを着ていたことにあったと思います。僕が見慣れないカッコをしているので、競技場では会う人、会う人に片っ端から指摘されました^^;
今週末=30日から2日は、神戸で日本陸上競技選手権。ひとあし先に混成の選手たちががんばったんだから、神戸に臨む選手も奮起してくれることを期待したいと思います。陸連さんも観客向けのサービスや演出などをいろいろ考えているようだから、今までとは一味違う大会が楽しめるのではないでしょうか。
ということで、最初から(というか例によって)長々とすみません。
<すみませんが現役選手は敬称略で。>
- 2006/06/27(火) 12:05:32|
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昨年8月18日から途絶えたままにしていた「ISHIRO!」を再開します。
その間、どうなってるの?と聞かれたり、体調をご心配いただくメールを頂戴したり、今も毎日見てるのに・・・と声をかけていただいたり。しかも最近になって、そんな声をいただくことが増えました。本当にありがとうございます。
こうなると、やっぱり再開しなきゃいけないかなあ、という気持ちも出てきまして。自分としては、また始めてもどれだけ書けるのか、どのくらい続くのか、全く確信がないのですが・・・。
10ヶ月も間が開きましたし、前のスタイルも5年前のHP開設からずっと変わっていなかったので、そろそろ違う形にしてもいいかなという気持ちもありまして、どうせなら最近流行のヤツに手を出してみるか、ということに。
なので、ブログでやってみます。使い方や仕組みそのものがよくわかってないんですが。なにしろこの、再開のごあいさつの文も、一度アップロードしたつもりが載ってなかったし・・・。
何をいつ書くのか書かないのか、自分でも見当がつきませんが、よろしくお願いします。
- 2006/06/27(火) 11:17:38|
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